舞台を終えて・・・

kochihime2006-07-30

あたしは終わった瞬間から涙が止まらなかった
充実感とか満足感・・・
かもしれないけど
そうでもない気もしています


なんだろ
悔しい気持ち
惨めな思い
不満・不安・不信感・・・
誰にも言えなかったから
わかってもらえなかったから
自分の中でたまった感情が全て涙になって出てきた


もうあたしには笑顔になる余裕がなかった
全て使い果たしてしまっていました
あたしはあたしでいる事さえ苦痛になっていました


あたしはなつみの境遇に似ています
両親に捨てられた存在・・・
だからこそ
いつも誰かに認めて欲しい
愛して欲しい
とそう望んで生きてる気がします
スタジアムであたしがいつも元気で明るくいられるのは
皆があたしを認めてくれるから・・・
あたしを必要としてくれているから・・・
だからあたしはいつも元気でいられる


舞台は・・・
まだまだ片思い


あたしはいつも不安でした
あたしココにいていいのかな
あたしこの役を頂いていいのかな
共演者の皆は納得してくれるかな
ううん
納得させられるだけのモノがあたしにあるかな
いつも不安でした


今回もそう
なぜあたしが「さくや」役だったのだろう
正直・・・意外でもあり苦痛でもありました


それでもあたしはあたしにできる最大の努力はしたつもりです
だけど
演出家や振付家があたしに何を望んでいたのか?
それを考えると
やはりあたしはこの役を演じてはいけなかったような気が今でもしています
いえ・・・
舞台を観てくれたあたしの友達は
あたしのいつもと正反対のキャラに満足してくれました
観に来てくださったお客様には
「感動した」
「涙が流れたヨ」と言ってくれました
「良かったデスよ」と褒めてくれました
あたしも大好きな人の腕の中で死んで行くさくやを演じれて
凄く幸せでした
あのM19の最後の瞬間に流れた涙は
本トに本トにあたしが人の暖かさを感じたから
あたしこの3人の家族になれたんだ
この人達はあたしを認めてくれたんだ
あの瞬間舞台の上であたしは凄く幸せでした
本トにこのままあたし・・・さくやとして死んでもいい
そう思ったくらいデス


そしてあたしはこの日記を書きながら今も涙が止まりません


皆に慕われ愛され
そして最後は笑顔で死んで行くさくや
あたしもしかしたらさくやが羨しかったのかなぁ


ううん
何か・・・何かが足りない・・・何かが違う・・・わからない・・・