【映画鑑賞 人魚の眠る家】

人魚の眠る家


観て来ました!!!
ずっと観たいと思ってた作品


娘へ盲目的な愛を捧げる母
親としての立場と世間体に揺れる父
次第に手段と目的が逆転していく研究者
そして彼らに翻弄されるその研究者の彼女・・・


脳死した一人の少女を中心に
様々な人物の多様な向き合い方が描かれてる


脳死・・・
人は何をもって死とされるのか
脳?
心臓?
どちらが止まった時なのか・・・
そしてそれを選ぶのは家族???


臓器移植にかかわるため
脳死なのか心臓死なのか
悲しみでいっぱいいっぱいの家族が
選択を迫られる現実は何だか息苦しい
でも・・・
選ばなくてはならないとしたら
やっぱり延命を望むのではないかなと
それはこの作品だからこその展開もあった
・・・かなとは思う
あんな延命処置
社長だからこそ出来る訳だし・・・


母の愛も理解出来るし
父の理性も納得出来た
ただ弟の気持ちが一番共感出来たなと
そう感じた自分は
親になった事がないからなんだろうなと
少し寂しく感じた


わたしのせいなの
ごめんなさい


そう泣き叫ぶ祖母役の松坂慶子の姿が
特に印象に残った
こんな日常的な出来事の延長に
あんな悲しくて切なくて
キリキリするような現実があるなんて
誰も思わない
思えない・・・


生への重さを感じる作品だった


考えさせられた


観て良かった


PS
やっぱり昨日の続きは又明日・・・